新潟の老舗遊園地「サントピアワールド」は、新型コロナによる臨時休園で運転資金が不足。存続の危機に。倒産を回避するためには、週末のみの営業で例年を上回る集客と売上の実現が必要でした。しかもプロモーション予算をかけずに。そんな無理難題を覆すために実施したのが、「ぎりぎりアトラクション！」。「ぎりぎりアトラクション！」は、既存のアトラクションにひとアイデア足して、新たなアトラクションに仕立てる集客プロモーションです。例えば、メリーゴーランドの体感スピードを上げた「爆速メリーゴーランド」。そして、景色を楽しむ観覧車を視界ゼロにした「瞑想大観覧車」。さらには、お化け屋敷をカレーライスの香りで満たした「カレーなるモンスターの館」など、全部で5つの新アトラクションを開発しSNSで情報発信を行いました。もちろん、広告費はゼロで。すると、サントピアワールドの背に腹を変えぬ必死さと、色んな意味でぎりぎりな内容がうけて話題が拡散。ローカル遊園地ながら全国放送でも多数取り上げられるなど（広告換算額5億円以上）多くの注目と心ある人々のエールを集めることに成功しました。その結果、入園者数131%、売上168％、Twitterのエンゲージ数251％と、目標を大きく超える数字を達成。サントピアワールドは生き残りを賭けた勝負にアイデアの力で勝利しました。
